継手加工

美しさと知恵が詰まった日本独自の伝統技法

継手は、釘やボルトなどの金属を使わずに、木材に複雑な切り込み(仕口)を入れて組み合わせる日本独自の伝統技法です。
強度はもちろん、見た目の美しさや木の性質を活かした知恵が詰まっています。

伝統的な継手には、単に「つなぐ」以上の意味があります。

  • 復元力: 木は湿気で膨らみ、乾燥で収縮します。継手はこの変化を利用して、時間が経つほどに部材同士がより強く締まるように設計されています。
  • 耐震性: 金属固定とは異なり、継手にはわずかな「あそび」があります。地震の揺れをこの隙間がいなすことで、建物全体の倒壊を防ぐ「柔構造」の役割を果たします。

ここでは各種継手をご紹介します。

  • 四方蟻継ぎ
    柱などに使用する。2本の蟻形柄と同形の溝を、2材にそれぞれ45度につくり、沈め込んだ継手で、四方に蟻形柄が見え…
  • 大阪城大手門控柱に類似の継手
    柱(根継ぎ)に使用する。相対する面同士で一方を蟻柄、他方を山形状の柄とした継手である。この原形は大阪城大手門の…
  • 河合継手
    河合直人教授が考案した継手です。二本の角材を直線方向、直角方向につなげられる工法。

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